Tama’s ゴスペラー日記

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zoom RSS 神が私の口をふさぐまで

<<   作成日時 : 2011/07/23 19:23   >>

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 我が教会のゴスペル知恵袋・ユタカから1982年にアメリカで公開された映画・Say Amen,Somebody(邦題・「マザー」)のDVDを見ました。
 「ゴスペルの父」と呼ばれるThomas A. Dorseyと、日本ではほとんど知られていませんが、Dorsey と同時代に伝道としてのゴスペルで生涯貫いた通称「マザー・スミス」こと Willie May Ford Smithの2人を中心に追ったドキュメンタリーです。


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 映画の中ではDorsey自らが不朽の名曲・Precious Lord,Take My Hands が生まれた背景を生々しく語っているシーンがあったり、

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 70年以上の歴史を持つ、アメリカで最初の、もっとも歴史のある全国的なゴスペル・コンヴェンション「トーマス・ドーシー・コンヴェンション(NCCGC)」で本人がPrecious Lord,Take My Handsを賛美しているシーンがあったり、とてもレアなDVDになっています。



 彼はもともとブルースシンガーとして世に出て成功し、それによってずいぶん懐も潤っていたようです。この世の富におぼれ、享楽的な生き方をしていたのでしょう。
 しかし、ある時突然彼は聖霊によって語られます。

「生き方を変えなさい。」

 と。
 その声を受け止めた彼は変えられました。受け止めたというところがすごい。
 悔い改めた彼は、それ以降、ブルースのメロディに聖書のメッセージをのせ、新しいゴスペルをたくさん生み出していきました。これが現代ブラックゴスペルのルーツなんですね。

 そんな「ゴスペル」が大ヒットし全米をツアーしていた彼に1通の電報が届きます。
 そのころ、トーマスの妻は、臨月でした。彼は愛する妻を家に残し、出かけていたのでした。
 電報を受け取ったトーマスは、気を失いそうになります。

「急いで帰れ、あなたの妻が今亡くなった。」

 信じたくない思いに気も動転しながらようやく家にたどり着き、彼は、最愛の妻の死という現実に直面します。
赤ん坊は生まれていた、といいますからおそらく奥さんは難産で命を落としたのだろうと思います。しかしその赤ん坊も、2日で死んでしまいます。

「友人たちは慰めになるような言葉をかけてくれたが、私の心の慰めになる言葉はなにもなかった。 」

 妻子を失ってしばらくたったある日、また2人の友人が訪ねてきました。それでもその友人に、苦しい胸のうちを打ち明け、思わず「主よ」とつぶやいたトーマスに、友人の一人は言いました。

「そんなもんじゃ、だめだ。愛する主よ(Precious Lord)って呼ぶんだ!」

 すごい友人ですよね。しかしそうして、彼の口からこぼれおちたのが、あの名曲・Precious Lord,Take My Handsでした。
 この話を彼自身が語っている。そして歩行器なしでは歩くこともできない老いた彼が渾身の賛美をささげる。私は圧倒されるしかありませんでした。

 一方、Willie May Ford Smithは子供の頃から姉妹たちと教会で神を賛美していましたが、バプテスト連盟の大会で賛美した当時としては斬新なゴスペルスタイルが脚光を浴びます。後にトーマスと出会い影響を受けるようになり、ゴスペルを歌いながらショートメッセージを語るスタイルで全米各地を伝道旅行することになります。
 当初はその斬新なスタイルゆえに教会からも拒絶されますが、「悪魔は勝たなかった」
 彼女の魂を揺るがす賛美はやがて教会や、黒人には開放していなかった公会堂での集会へと門戸を開いていったのです
 その頃この2人の影響で、多くのゴスペルシンガーが世に出て、ゴスペルがビジネスとして成り立つようになって行きましたが、、彼女は「ゴスペルは礼拝。ゴスペルは伝道。」と教会をベースの活動を生涯貫いたと言います。
 アルバムもリリースしていますが、そのような彼女の信念ゆえに商業的メジャーになることはなかったようです。

 年老いた彼女は映画の中でこう言っていました。

「神が私の口をふさぐまで賛美し続ける。」

 この映画のエンディングシーンで賛美される I'm Bound for Canaan Land を見てください。



 圧巻です。特に賛美の後に巻き起こるPraise Break は涙ものです。
 会衆も高齢者が多く、みんな体は衰え不自由だから動きはぎこちなくスロー。でも希望と喜びが爆発しているのが押し寄せるように伝わってくるじゃないですか・・・ これホントにヤバいです。

 ここで歌われているCannan(カナン)とは旧約聖書出エジプト記3章8節に「乳と蜜の流れる地」として出てきます。これはエジプトの奴隷となっていたイスラエルの民に対する「約束の地」のことです。
 このことはアメリカの黒人にとって自分たちの境遇にぴったりと重なる事なのです。
 Cannan(カナン)の地は天の御国。唯一の希望。
 奴隷としてアメリカに連れてこられ、つい最近まで差別の中にあった彼らにとって、この世の生涯を終えて迎えられる、
「見よ、神の幕屋が人と共にあり、神が人と共に住み、人は神の民となり、神自ら人と共にいまして、人の目から涙を全くぬぐいとって下さる。もはや、死もなく、悲しみも、叫びも、痛みもない。先のものが、すでに過ぎ去ったからである。」           (ヨハネの黙示録21:3〜4)

 という究極の場所です。
 
 これは日本人である私たちにとっても同じことだと私は思います。
 造り主である神から遠ざかり、目先の富・地位・名誉・享楽を追い求める自己実現が価値観の大半。まさに罪の奴隷ではないでしょうか。
 私たちはここから「出エジプト」してカナンの地へ行く必要があるのです。その時に私たちの手を引いてくださる方が、Precious Lord, イエス・キリストなのです。

 ゴスペラーの皆さんはぜひこのDVDご覧ください。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
このDVD持ってます~主人のお気に入りです。ホントに素晴らしいですよね。
もう一度見よっ~
yayo
2011/07/26 20:02
>yayoさん
ご主人さすがに通ですね!
何度見ても感動することでしょう。
たま
2011/07/27 01:19

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