Tama’s ゴスペラー日記

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<<   作成日時 : 2006/06/20 18:39   >>

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 6/11〜15までタイへ行ってきました。

 ここにも書いたように、私の所属するグループ労連が僅かばかりの寄付金を出している、NPO法人「JHADS」の地雷除去活動を知ることが第一の目的でした。
 あいにく(いや幸いな事に・・・かな?)、タイのプミポン国王の在位60周年ということで、タイ全土は9日から4連休で様々な祝賀行事が行われており、天皇ご夫妻もバンコク入りしていました。バンコクの空港には政府専用機が2機も停まっていましたしね。
 ですから、当初はバンコクからすぐに地雷除去現場まで移動する予定でしたが、地雷除去員がお休みという事で、最初の2日間はバンコク市内に滞在し、公共交通機関、デパート、ホテルなどの視察を行いました。
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                  (街中いたるところに祝賀の写真が・・・)

 そしていよいよ3日目にタイ北東部のウボンラチャータニまで国内線で移動し、更にそこからバスで2時間走り、カンボジア国境のカオプラヴィーハン地区へ。
 この地区は標高600mあまりで国境が断崖になっており、素晴らしい眺望です。しかもプレア・ヴィヒア(タイ語名:カオ・プラヴィーハン)という世界遺産級のクメール遺跡があります。
 この遺跡はアンコールワットよりも古く、およそ1000年前に300年かけて、建立されたという大変価値のあるものですが、。カンボジア内戦の時に大変激しい戦闘が繰り広げられ、潜伏したポル・ポト派によって大量に対人地雷がばら撒かれ、ほとんど人が踏み込めない地区となっていました。
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                (タイ・カンボジア国境の断崖絶壁)

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               (見事なカオ・プラヴィーハン遺跡)

 「JHADS」はこの地区で2002年より地雷除去活動を行っています。
 私達は実際に除去現場を訪問しました。
 日本人スタッフの小池氏の案内でブルドーザーによる除去活動をまず見学。しかし、このような重機が入り込める場所は限られており、大部分が人の手による地道な作業になります。画像 














 


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 まずは5名のチームを作り、金属探知機によって慎重に道を進んで行きます。そして金属飯能があった場所に赤いマークを置き、別の担当者がその場所の土を慎重に払い掘っていきます。そして違和感のある場所があると更に慎重に道具を変えて土を取り除けて行くのです。ほとんどがナットや銃の薬きょうだったりしますが、地雷が見つかった場合は赤い旗を立てて作業を一時中断します。(写真上より) 本当に緊迫した光景です。

 JHADSの作業はここまで。あとは早急に軍に連絡し地雷の爆破や廃棄を依頼します。
 私は、なぜ最後の廃棄までやらないのか不思議に思いましたが、最後までやらないのはテロ対策だとのこと。民間人である彼らが地雷の処置方法を最後まで身につけると、万一テロリストに誘拐されたりしたらその知識を逆に利用され、テロ活動を助長する恐れがあるからだそうです・・・。
 何ともやるせない世界ですね・・・。
 
 作業活動を目の当たりにした後は、説明を受けました。

*この地区の地雷を全部除去するには1000年かかる。 
 広大なジャングルのどこに地雷が埋まっているのかまったく予測できません。したがって、除去作業をしていない場所を、人の手によって1m、数十センチごとに塗りつぶして行かなければならないから・・・。気の遠くなるような作業です。

*現在でも被害者が出ている。
 村人の中では今でも年に数人が地雷の被害にあっているそうです。除去作業員はすべて地元の村人です。彼らは「自分の村を安全に歩ける村にしたい!」という熱い意思で、この危険な作業に従事しているのです。

*地雷は1個約¥60で手に入ってしまう
 発見・除去には膨大な時間と費用がかかるのに対し、地雷をたった¥60で売っている売り子がカンボジアから来るという現実。その地雷が人々の手や足を吹き飛ばすのです。しかし、命までは奪わない。その人を一生苦しませる悪魔の武器!!

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 これは実際に埋まっていた地雷の実物です。中でも手榴弾のようにイボイボのあるヤツは厄介です。
 人が踏むと、まず150センチほど跳ね上がり、それから粉々に割れて360度にそれが散弾のように飛び散るのです。その破片が周囲にいる人々の顔や体にめり込むという悪魔です。
 こういうものを目前にすると、人間の罪性というものを痛感してしまいます。戦争はいつの時代にもどこかしらで起こっています。それによって悲しみ傷つく者が数え切れぬほど生じるという事は、子供が考えてもわかることなのに、です。

 私は、地雷が埋まっている現場に立ち、自分が出来ることはいったい何なのか自問自答してみました。
 この場に残って地雷除去作業に従事することは出来ないし。。。
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              (このテープの一歩先は・・・地雷原!!)

 軽はずみに答えは出せません。

平和を作り出す人たちは幸いである。

彼らは神の子と呼ばれるであろう。 
 (マタイによる福音書5:9)

 少なくともこの聖書の御言葉はキーワードです。

 私自身の中にある醜い思いを取り去ってください。。。 こうべを垂れるのみです。

 でもこのような場所があるということを多くの人に知っていただくこと、平和について考える機会を多く持つ事は決して無意味な事ではないでしょう。

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 国境を徒歩で越えると、カンボジアの子供たちが犬と一緒に無邪気に遊んでいました。その無邪気で屈託のない笑顔。
 
 この笑顔がずっと続くような世界をつくる責任が私達にはあるはずです。

追伸:私の無事を祈っていて下さった皆さん。本当に感謝します!! 

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